いきさつ
e-お薬手帳というアプリを何年も前からお薬手帳として使っていました。UI やビジュアルデザインは気に入っていませんでしたが当時は他に選択肢もほとんど無い状況だったのでずっと使っていました。
最近のバージョンアップで NTT ドコモが提供する「おくすり手帳データ管理サービス」と連携する別のアプリに統廃合されるという事だったので移行先を探しました。
ほとんどのアプリが見た目が気に入らなかったり前述の「おくすり手帳データ管理サービス」に連携する前提でアカウントを作らないといけない仕様だったため移行できずにいました。そんななか EPARKお薬手帳アプリ がアカウント作成を強制されず見た目も悪くはない状況だったので移行しようと思いました。
移行にあたりやはりデータは引き継ぎたいと思いました。e-お薬手帳の方はエクスポート機能があります。EPARK の方はインポート機能はありませんでした。QR コードの読み取りはできるので QR コードが生成できたら一個ずつ読み取ればいいと考えました。
e-お薬手帳がエクスポートしてくれるデータはテキストファイルで中身は何やら CSV のようなそうでもないような内容でした。Twitter で QR コードの中身のデータフォーマット を教えてもらったばかりだったので照らし合わせてみると QR の中身そのまま。QR も普通のフォーマットということでこれはいけるなと。
移行方法
- QR コード生成のためのツールを
brew install qrencode
していれておく - e-お薬手帳でエクスポートを実施
- Mac に繋いでデータをとりだして適当なディレクトリにいれる
- ターミナルでとりだしたテキストファイルを格納したディレクトリに入って
for txt in $(ls .); do cat $txt | qrencode -o $txt.png; done
を実行 - 生成された png ファイルを Preview などで開いてひたすら読み込む
以上です。
一括でインポートできる機能があれば良いんですけど読み込みだけは気合いで1つずつやりました...
感想
お薬手帳アプリって気に入るのが結構なかったです。僕がいかに挙げるようなお薬手帳アプリが欲しいです。
- 見た目と操作感が Apple らしいもの。シンプルなもの。
- (一括)インポート機能がある
- エクスポート機能がある
- QR コードを読み込める
- 処方された順に表示される
- Web サービスとの連携は特にいらない
- iCloud で同期されるくらいでよい
自分で作って公開しようかなという気もしましたが人の命が関わるアプリになるので怖くなりました。